Android Studioなるものが!?
昔、"Hello World" のアプリを作った頃は、Android SDK 1.5の頃で、ADT(Android Development Tools)というEclipseのプラグインがあり、これで開発していた記憶がある。今はAndroid Studioなるものが出来たらしいので、これを使ってみる。Versionは、3.3だ。
Android Studioのインストールが終わり、[File]-[New]-[New Project...] とメニューを辿ると、Projectの選択画面が出てくる。Googleが推し進める色々なハードウェアと連携するためのアプリが作れる。
5種類のタブの中から目的に合ったProjectを選べるようだ。
- Phone and Tablet ・・・ 携帯端末
- Wear OS ・・・・・・・ ウェアラブル端末
- TV ・・・・・・・・・・ TV端末
- Auto ・・・・・・・・・ カーナビ端末
- Things・・・・・・・・・ ドライバ開発用?
■Phone and Tablet
携帯端末用のアプリを作る場合はこの中から、選ぶことになる。このタブを使用する人が一番多そうだ。このタブには、次のProjectがある。
・Basic Activity
上部にツールバー、中央全面にTextView、右下にメールのマークのボタンのある、メールを書いたらボタンを押してメール送信する、といったアプリが作れそうなスケルトン。ボタン画像を別のものに替えたら、色々応用が効きそうだ。
・Empty Activity
TextViewが置いてあり、"Hello World" とだけ書かれている、超空っぽのスケルトン。今回は勉強のため、いちから書き始めたいのでこれを使おう。
・Bottom Navigation Activity
中央全面にTextView、下部に3つのボタンがあり、各ボタンを押すことでTextViewの表示内容を変えるようなスケルトン。
・Fullscreen Activity
通常は画面いっぱいにTextViewを表示。画面をタップすると画面下にツールバー的なものが現れ、ボタンが置かれている。TextViewの代わりにTextureViewなどに替えて、全画面表示で動画や写真を見るといったアプリが作れそうなスケルトン。
・Master/Detail Flow
アイテムのリストが表示されており、どれか1つをタップするとそのアイテムの詳細表示画面になる。例えば、受信メールの一覧が表示されており、そのうち一つをタップすると詳細なメールの内容が表示される、、、的なアプリが作れそうなスケルトン。
・Navigation Drawer Activity
左側から、メニューみたいなものがワイプして登場してくる。メニューには複数のアイコンが縦に並んでいる。アイコンをひとつ選びタップすると、何らかのアクションを行ったのち、メニューは元通り引っ込んで消える。左上には設定ボタン。中央にTextViewがあるがここをカスタマイズすることで、かなり機能的なアプリが作れそうなスケルトン。
・Google Maps Activity
注意書きがあり、最初に「Google Maps API key」なるものを取得して、このキーをリソースファイルに書く必要があるようだ。これにより、Google Mapが表示できるアプリが作れる模様。
■Wear OS
ウェアラブル端末用のアプリを作る場合は、この中から選ぶ。
・Blank Wear
Google Watchのようなウェアラブル端末用のWear OSで動作するアプリが作れるスケルトン。メニュー画面があり、ワイプすると裏画面に隠れている時計が出てくる。
・Google Maps Wear Activity
最初に「Google Maps API key」なるものを取得して、このキーをリソースファイルに書いておくことで、Google Mapが表示できるWearアプリが作れる模様。
・Watch Face
Wear OSで動作する時計のデザインを自由に作ることができる模様。凝った画面の時計を作りたいならこれ(?)
■TV
Google TV対応のTV端末と連携するアプリを作る場合は、これを選ぶ。一部の携帯端末にも対応しているものがある模様。ワンセグの代わり??
・Android TV Activity
Android TV対応の携帯端末があれば、TVが見れるアプリが作れるそうです。需要はあるのかな・・・。NHKが映らないアプリを作ってNHK受信料を払いたくない時に便利なのかな~w
■Android Auto
Android Autoに対応したアプリを作りたい場合は、これを選ぶ。「Auto」は車に搭載するAndroid Auto対応の高機能カーナビみたいな印象です。Google mapの表示はもちろん、メール送信、音楽再生、Googleカレンダーとの連動なども可能。運転中の操作を想定しているため、音声認識による操作が可能。カーナビと携帯端末とが連動しており、携帯に通知が来たり(買い物中に、そろそろ出発しないと16:00に東京につかないぞ! とか通知が来るのかな・・・)、、といったことも可能。らしい。
・Media Service
ミュージックの再生をするためのアプリを作りたい場合は、これを使用する模様。必要なコールバックが展開されるスケルトン。画面は特になくTextViewが1つあるだけなので、お好きな画面を作って!って感じです。
・Messaging Service
メッセージの読み上げ、返信といったアプリを作る場合は、これを使う。多分w
おおおぉぉ、展開されたスケルトンの一部がDeprecatedだって怒られてる!w
最新のAndroid Studioを使っているのに!! 進化が速すぎてAndroid Studioが付いていけていない模様w
■Android Things
何ができるのか、よく理解できないw I/Oポートの情報を読み取るとか、ハード寄りの機能っぽい。pinの情報を読み取るとかなんとか・・・。ドライバを自作したいときに使うのかな??
・Android Things Empty Activity
普通の携帯用のEmpty Projectと同じ・・・ようにみえる。なにこれw
・Android Things Empty Activity
レイアウトが無い!? 画面を持たないアプリか!? やっぱりドライバ的な!?
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